箇条書きで頭を整理 ―― 無料のアウトラインエディタ Dynalist

研究や実験の計画を立てたり、論文の要約をしたりプレゼンテーションで何を話すか考えたりするとき、箇条書きで紙に書いたりしませんか?アウトラインエディタ*1は箇条書きに特化したソフトウェアで、アイデアや to-do を整理して考えるときに使えます。アウトラインエディタの中でも無料で使えるオススメな Dynalist を紹介します。

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Dynalist の動作画面

Dynalist のここがスゴい!

Dynalist は画像の通りブラウザ上で動くアウトラインエディタです。

1. 無料で無制限に使うことができる
2. ブラウザ上で動くため複数端末間で利用可能で、同期が自動で行われる
3. 複数のフォルダとページの作成が可能で、検索機能が優秀

競合サービスの Workflowy は無料枠では 250[箇条書き/月]しか使えません。他に Checkvist や XMind などのサービスがありますが、使いやすさ・起動の速さ・表示の綺麗さを比べても無料で提供しているのは Dynalist だけです。サービス開始当初は応援も兼ねて有料登録していましたが現在は無料枠に切り替えました。

Dynalist に向かないこと

私は Dynalist は思考の整理の場所、アイデアの一次保管庫だと思っています。

1. 情報管理する場所としては使いづらく、Evernoteesa.io のように他に良いものがある。
2. 無料版ではデータのバックアップをすることができない
3. Markdown 記法で書く必要があるので、Wordのような見たまんま編集(WYSIWYG)はできない

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書いている最中には Markdown の記号が表示されます

Dynalist を使ってみる

Dynalist を使い始めるポイントを動画にまとめて見ました。
〈登録 → 日本語フォントに変更 → 自分が使う機能の一部を説明〉を行っております。


アウトラインエディタ Dynalist 〈登録 → フォント変更 → 簡単な操作〉

あとがき

Dynalist の有料機能の1つに「Capture to Inbox」という機能があります。保存する場所を一度決めておくと、好きなときに Capture to Inbox を起動して思い付いたことを保存しておけるという機能です。この機能が素晴らしくて Pro 登録をしていました。

この機能を使っているとブラウザを開いている時だけでなく、パソコンを使っているときいつでも使いたいと思ってきます。Windows の場合 AutoHotKey というソフトを使うと同じことができるようになるので、これについては AutoHotKey というソフトを紹介してからまたご紹介したいと思っています。

*1:他にアウトラインプロセッサアウトライナーと呼ばれていることもあります。