情報を溜めて、育てて、利用する。個人利用もオススメできる ―― 情報共有サービス esa.io

新しいことを学んだり調べ物をしたりすると、その前にやっていたことは頭の中から抜けていってしまいませんか?せっかく調べたことを使いたいと思ったときに「あれ、なんだったけ?」となってしまうと、結構なもどかしさと悲しさを感じます。なので僕は常に1つの場所に情報をまとめておきたいって思うようになりました。

しかし情報をまとめておくという作業はとても大変なので、手間を感じない・使いやすいと思える道具を使わないと継続は難しいとも感じています。色々と試した結果たどり着いた esa.io という情報共有サービスを紹介します。

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情報共有サービス esa.io

esa.io のすごいところ3つ!

チームで使う事をメインに作られているのですが、個人開発をしている人や考え事をたくさんする人、研究者の人にも使いやすいサービスです。

1. 「情報を育てる」というコンセプトに基づいていて、完成度が低いことも書きやすい仕組み
2. html でノートも書けるので、他のソフトウェアの出力をノートにしやすい(Jupyter Notebook や R Markdown
3. 検索が優秀なので「とりあえず情報を溜めて → 後で利用する」ができる

これまで使ってきたサービス

利用時期はうろ覚えです。どのサービスも継続しており一定のユーザが付いているものばかりです。自分に合うものを見つけるまでの旅って感じでした。

時期 名称 コメント
2016 Evernote ショートカットが独特で、端末間の同期がうまくいかなかった
2016 Marxico Evernotemarkdown 記法を使いたかった。Marxico以外からノートを触れなくなった
2016 pukiwiki 研究室で使っていたので個人利用をしてみた。pukiwiki 記法の使い勝手は悪い。
2017 Crowi markdown 記法が使える wiki。しかし自分でサーバ管理するのが面倒になった
2017 Notion 綺麗に書けて楽しかったが、文字を書くことに集中できなかった
2017 Dropbox Paper 1人で使うにはメリットを感じられなかった
2018 Scrapbox 自分の情報整理の概念を変えてくれたサービス。ただし独自記法は使いづらいし、当時はiPhoneから書きづらかった。
2018 Dynalist アウトラインエディタなので情報をまとめるには向かなかった
2018 - 今日 esa.io 詳しくは本記事にて

esa.io に向かないこと

esa.io を個人 wiki のように使っているという話の上で、

1. ノートは「タイトル・本文」という構成なので twitter や日記のように少ない文字数の情報は向かない
2. 情報共有サービスなので、1人で使うには冗長なデザインがある

文字数が少ない情報は Dynalist に投入しています。Dynalist の紹介記事はこちらです。

nyu-make.hatenablog.com

Evernote などの個人で利用することをメインに作られているサービスに比べて「情報共有」にフォーカスしたデザインになっています。しかしブラウザ上で動いているので「Stylus」というWebページの見た目をカスタマイズできる Chrome拡張機能で見た目は変更することができちゃいます。Stylus を紹介する記事を書いたら、詳しい方法を書ければなと思っています。

esa.io を使ってみる

esa.io

esa.io は初めの2ヶ月は無料で使い始めることができます。
とりあえず使ってみて気に入ったときにはクレジットカードを登録してそのまま利用を継続するという流れになります。初めからクレジットカードを登録する必要はないのは良いですよね。

あとがき

スゴいところ3つを挙げたは良いものの、詳細を書けていないです…。

文字数的にはこれくらいが良いので記事を分けるしかないんですよね。Scrapbox で良いと思った情報管理方法をどうやって esa.io で実践しているかや、R Markdown などの他のサービスから esa.io 用に書き出す手順など他の記事にまとめます!